日本彩珠宝石研究所の評判と信頼性|怪しい噂の真相と現在の動向
ネット上の掲示板やSNS、知恵袋などでは「日本彩珠宝石研究所の鑑別書が付いていたのに偽物だった」「買い取り店で値段がつかなかった」という書き込みが散見されます。この噂の裏には、ユーザー側の誤解と業者側の作為が絡み合った3つの要因があります。
第1に、「鑑別書=高額な価値の保証」という根本的な勘違いです。鑑別書はあくまで「その石が鉱物学的に何であるか」を科学的に記載した書類であり、品質のランク付けや金銭的価値を保証するものではありません。例えば「天然クォーツ(ロック・クリスタル)」と鑑別されても、それが100円の水晶ビーズなのか、何万円もする美術品クラスなのかは鑑別書の守備範囲外です。買い取り店で「価値がない」と言われた利用者が、「鑑別書が偽物だった」と短絡的に解釈してしまうケースが後を絶ちません。
第2に、翡翠鑑別における処理の表記問題です。翡翠は「天然ジェダイト(本翡翠)」であっても、樹脂含浸処理が行われた「B貨」と呼ばれる加工品が存在します。高度な分析装置を用いなければ「微小な樹脂の重合体」を検出しきれないことがあり、他社の大手機関に再鑑別を出した際に「樹脂含浸処理を認む」と結果が覆った事例がコレクター間で報告され、これが「甘い鑑別」という噂を決定づけました。
第3に、フリマアプリでの鑑別書偽造・すり替え問題です。悪質な転売業者が、本物の日本彩珠宝石研究所の鑑別書をカラーコピーして別の安価な偽物に添付したり、鑑別書に記載された寸法や重量と異なる粗悪品を組み合わせて出品する事案が実際に発生しています。これは研究所側の過失ではなく流通側の犯罪行為ですが、結果として同研究所の看板に傷をつける要因となりました。