食べたアボカドの種から育てる!水耕栽培のコツと結実の真実を徹底解明
アボカドの発芽率を大きく左右するのが、果肉を食べた直後の初動処理です。果肉には植物の休眠を促す発芽抑制物質や豊富な油脂分が含まれています。これらが種の表面に残っていると、水に浸けた際に水質が急速に悪化し、雑菌が繁殖して腐敗の原因になります。果肉をスプーンで取り出したら、食器用洗剤をごく少量使って指の腹でヌメリを完全に洗い流すことが最初の鉄則です。
下処理の段階で取り入れたいテクニックが、アボカドの種薄皮むきです。茶色い薄皮を爪やナイフの背で優しく剥がしておくと、カビの温床を防げるだけでなく、内部の割れ目から根や芽がスムーズに出やすくなり、発芽スピードが一段と早まります。
次に確認すべきは、アボカドの種上下の見分け方です。形状をよく観察すると、少し尖っている側と、平らで円形の模様(ヘソ)がある側が存在します。
- 上(芽が出る側):やや尖っている先端部分
- 下(根が出る側):平らで丸みがあり、わずかにざらついたヘソのような組織がある部分
上下を逆さまに水につけてしまうと、根が呼吸できずに腐るか、発芽自体が阻害されます。種をセットする際は、アボカドつまようじ水につける定番の手法を用います。種の胴体中央よりやや下あたりに、3〜4本のつまようじを斜め下に向けて均等に刺し、容器の縁に引っ掛けて種の下半分から3分の1程度が水に浸かるよう固定するのが基本の構図です。