麻布高校の偏差値と高校募集の真実|自由な校風と東大合格の凄み
麻布の進学実績を語る上で欠かせないのが、昭和29年(1954年)以来、70年以上にわたって東京大学合格者数ランキングの全国トップ10から一度たりとも陥落していないという空前絶後の記録です。時代の変遷とともに多くの伝統校が浮沈を経験するなか、これほど長期間にわたり最上位を保ち続ける学校は他にありません。
麻布高校の最新の大学進学実績においても、東大合格者数は例年70〜90名前後を安定して記録しています。現役合格率に過度に固執せず、自らが本当に学びたい学部・専攻を目指して浪人を恐れずに挑戦する気風も特徴的です。
さらに注目すべきは医学部への高い合格実績です。東京大学理科三類をはじめ、慶應義塾大学医学部、東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)、千葉大学、横浜市立大学などの国公立・私立難関医学部へ、毎年40〜50名規模の合格者を輩出しています。単に進学実績を競う詰め込み教育ではなく、深い洞察力と教養に裏打ちされた学力が、最難関の医学部入試でも遺憾なく発揮されています。
また、文系・理系の枠組みにとらわれず、京都大学、一橋大学、東京工業大学(現・東京科学大学工系)や早慶上理への進学はもちろん、海外名門大学や東京藝術大学など芸術系分野へ進む卒業生も毎年一定数存在します。多士済々な人材を世に送り出す出口の多様性こそ、麻布の真骨頂です。