宮崎市発砲事件の全真相|田代町銃撃の動機と懲役28年判決の全貌
事件が発生したのは、9月9日の午後3時半から40分ごろのことでした。現場となったのは、宮崎市田代町に所在する指定暴力団「池田組」系「志龍会」の事務所です。「銃声のような破裂音が複数回聞こえた」「人が倒れている」という緊迫した110番通報が宮崎県警に相次ぎ、白昼の住宅・商業混在エリアは一瞬にして騒然となりました。
報道各社の取材や防犯カメラの記録によると、実行犯は荷物を抱えた宅配業者を装って事務所のインターホンを押しました。応対に出た志龍会の組員男性(当時52歳)が玄関のドアをわずかに開けた瞬間、男は隠し持っていた拳銃を取り出し、至近距離から迷わず発砲。発砲直後には現場の扉周辺から青白い硝煙が立ち上り、周囲には焦げた火薬の臭いが漂ったとされています。
被害に遭った男性は胸部や腹部などを撃たれ、激しく出血して倒れ込みました。直ちに救急搬送され、懸命な救命処置が行われたものの、銃弾による主要臓器の損傷が激しく、搬送先の病院で死亡が確認されました。民間人が日常的に行き交う市街地において、日常の配達風景を偽装した冷酷極まりない犯行でした。