金正恩暗殺計画と斬首作戦の真相|影武者説と鉄壁警護の裏側を暴く
公然の秘密として平壌を恐怖させているのが、米韓両軍が有事作戦計画「OPLAN 5015」などに盛り込んでいるとされる北朝鮮斬首作戦(Decapitation Strike)の存在です。これは、北朝鮮が核ミサイルを発射する兆候を掴んだ際、指揮中枢である金正恩氏および軍首脳部をピンポイントで排除し、指揮系統を麻痺させる先制攻撃シナリオを指します。
韓国軍は2017年に特殊任務旅団(通称「斬首部隊」)を創設し、米海軍特殊部隊「SEALs(シールズ)」の最精鋭チームDEVGRU(チーム6)などと定期的な共同訓練を重ねてきました。近年の米韓合同軍事演習(フリーダムシールドなど)においても、ステルス戦闘機F-35Aの地下施設貫通爆弾投下シミュレーションや、夜間に敵拠点の重要人物を確保・無力化する特殊作戦演習が公然と組み込まれています。
ただし、作戦の実行には極めて高いハードルが存在します。金正恩氏が平壌の地下数百メートルに張り巡らされた巨大シェルター網「地下要塞」に潜行した場合、バンカーバスターをもってしても完全な排除は困難を極めるためです。米韓側が斬首演習を誇示する主目的は、実際の軍事侵攻というよりも「お前の居場所は常に監視衛星と偵察機に把握されている」という強力な心理的プレッシャーを与え、暴発を抑止することにあります。