大分の秘境・黄牛の滝の読み方や行き方は?滝壺の絶景と注意点完全解説
初めてこの滝の名を目にした人の多くが戸惑うのが、その難解な漢字表記です。「きゅうぎゅう」「こうぎゅう」「きうし」などと読まれがちですが、正しい黄牛の滝の読み方は「あめうしのたき」です。「黄牛(あめうし)」とは、古来の日本で飼育されていた赤褐色の和牛(飴色の牛)を指す言葉であり、地域の歴史と深く結びついています。
この特異な名称の背景には、奥豊後地方に古くから語り継がれる厳かな黄牛の滝の由来・伝説が存在します。かつてこの深い滝壺には邪悪な龍(または水魔)が棲みつき、氾濫を起こしては近隣の田畑や農民を苦しめていました。困り果てた村人たちが雨乞いや鎮護を祈願し、黄色い牛(飴牛)の首を滝壺に投げ入れて龍神を鎮めたことから、この名が付けられたと伝えられています。
現在でも滝へ続く遊歩道の入り口や途中の小道には小さな鳥居や祠が祀られており、単なる観光景勝地にとどまらない、古くからの水神信仰と畏怖の念が漂う神聖な空気感を肌で感じ取ることができます。