河合塾新宿校の閉校理由とは?跡地の現在と校舎再編の真相を徹底追究
ネット上の掲示板や知恵袋を閲覧すると、「河合塾は新宿で集客に失敗して敗走した」「新宿にはもう河合塾の息がかかった教育機関は存在しない」といった極端な言説が散見されます。しかし、これは業界の実態を知らない層による典型的な誤認です。
第1の盲点は、「河合塾の戦略的ドミナント網」です。河合塾は都心部において、中央線沿線なら立川校・吉祥寺現役館、小田急・田園都市線方面なら町田校・渋谷校を配置しており、新宿という混雑の極みにあるハブ駅で無理に全学年を抱え込まずとも、通学路の手前で生徒を捕捉できるネットワークを完成させています。
第2の盲点は、「専門校舎の売上単価と定着率の高さ」です。一般の大学受験科は季節講習や模試の受講動向に左右されやすく、少子化の影響を真っ先に受けます。一方、現在新宿に残る「美術研究所」や「KALS(学士編入・大学院)」は、競合が極めて少ない寡占市場です。受講者の学習意欲や可処分所得も高く、経営基盤の強固さは一般校舎を遥かに凌駕しています。
「見かけの看板数」だけで予備校の盛衰を判断するのは、受験戦略上きわめて危険な視野狭窄と言わざるを得ません。