アルカリ電解水は危険?水なのに失明リスクや手荒れが起きる驚きの理由
「どんな場所でも手軽に拭ける万能クリーナー」と誤認して家財を台無しにしてしまう事故が、リフォーム業者やクリーニング業者の間でも頻繁に共有されています。強アルカリという性質上、明確にアルカリ電解水使ってはいけないものが存在します。
筆頭に挙げられるのがアルカリ電解水アルミ変色のトラブルです。アルミニウムは「両性金属」と呼ばれ、酸だけでなく強アルカリに対しても激しく反応します。換気扇のアルミフィルターやアルミサッシ、調理器具にアルカリ電解水を吹きかけると、瞬時に化学反応を起こして表面の酸化皮膜が破壊され、黒褐色に変色・腐食します。一度黒ずんだアルミを元の光沢に戻すことは削り落とさない限り不可能であり、賃貸物件の原状回復で高額な請求に発展するケースも散見されます。
同様に不可逆的なダメージを負う代表的な素材を整理しました。
- アルミニウム・真鍮・銅・貴金属:化学反応により激しい黒ずみ、腐食、変色を招く。
- 皮革製品・合皮:動物性タンパク質(コラーゲン)が融解し、硬化、ひび割れ、染料の色落ちが発生する。
- 無垢フローリング・白木・漆器:木材の導管に染み込み、リグニン等の成分が変質して濃いシミや黒ずみが生じる。漆はアルカリで加水分解を起こし白濁する。
- テレビ・PC・スマートフォンの液晶画面:表面の反射防止コーティング(フッ素やシリコン膜)が剥離し、拭きムラのような不可逆の斑点が残る。
- 大理石・天然石材:光沢が消失し、表面がざらざらとエッチング(腐食)される。
これらの素材に触れてしまった場合、水滴を拭き取った段階でコーティングの剥離や変色が完了しているため、事後修復は極めて困難です。掃除を始める前の素材確認は、もはや義務と言えます。