壁のカビ取りで水拭きはNg?壁紙を守る2026年最新の除去術

壁のカビ取りで水拭きはNg?壁紙を守る2026年最新の除去術について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

賃貸アパートやマンションで壁カビを発見した際、最も恐ろしいのが退去時の精算トラブルです。国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」において、カビの修繕費用負担は「構造的欠陥」か「居住者の管理不備」かによって責任の所在が180度分かれます。

北向きの角部屋や建物の断熱材不足、配管からの漏水など、建物構造に起因する結露・カビは原則としてオーナー(賃貸人)側の負担となります。しかし、入居者には賃貸借契約上「善管注意義務(善良なる管理者の注意義務)」が課されています。「窓に結露が大量発生しているのに拭き取らなかった」「換気扇を全く回さずに室内干しを続けた」「カビが生えているのを知りながら管理会社に通知せず放置した」といった事実が認められた場合、過失割合は入居者に傾きます。

退去費用の相場と原状回復義務の実勢データを見ると、放置によって石膏ボードの交換まで必要になった場合、6畳間の壁紙全面張替えと下地処理で70,000円〜100,000円超の請求へと跳ね上がります。カビを発見した当日にスマートフォンで発生箇所の写真を撮影し、日付記録とともに管理会社へ「結露対策を行っているがカビが発生した」旨をメール等で履歴を残して連絡することが、自己防衛のための必須行動です。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。