ロッテ社長の現在とは?玉塚元一の就任理由と重光家お家騒動の全貌
ロッテの経営トップを理解するうえで最初に押さえるべきは、グループを統括する持株会社ロッテホールディングスと、菓子・冷菓事業の実務を担う株式会社ロッテの役割分担です。一般的に「ロッテの社長」と呼ばれるポジションには、現在それぞれ異なる専門性を持つリーダーが就任しています。
グループ全体の舵取りを担う株式会社ロッテホールディングスの代表取締役社長兼CEOを務めるのは、ファーストリテイリングやローソンのトップを歴任した玉塚元一氏です。2026年の就任以来、長らく不透明と指摘されてきたグループのコーポレートガバナンス改革を牽引しています。
一方で、コアラのマーチや雪見だいふく、キシリトールガムといった主力製品の製造・販売を統括する事業会社、株式会社ロッテの代表取締役社長執行役員は中島英樹氏です。生え抜きとして現場を知り尽くした中島氏が事業執行に専念し、玉塚氏がグループ全体の資本政策や構造改革、新規事業投資を監督するという明快な二頭流体制が機能しています。
そして、この両者を束ねるグループ最高権力者が、取締役会長を務める重光昭夫(韓国名:辛東彬)氏です。創業者の次男として日韓ロッテグループの頂点に君臨し、大所高所の経営判断やグループシナジーの創出を担っています。