爪囲炎の痛みを即効で抑える治し方|市販薬の選び方と皮膚科受診の基準
「仕事や休日ですぐに病院に行けない」という状況において、初期の痛みを抑え悪化を防ぐための適切なセルフケア手順を解説します。
痛みを即効で和らげる3つのファーストエイド
- 1. 流水でしっかり洗浄する:石鹸をよく泡立て、患部をこすらずに流水で洗い流して清潔を保ちます。
- 2. 患部を冷やす(アイシング):保冷剤をタオルで包み、腫れている指先に当てて冷やします。血管が収縮し、ズキズキする拍動痛と炎症が一時的に緩和されます。
- 3. 指先を心臓より高く挙上する:手を下垂させていると血液やリンパ液が指先に鬱滞し、内圧が上がって痛みが激化します。就寝時などはクッションの上に手を乗せ、心臓より高い位置を維持してください。
- 4. 鎮痛消炎薬の服用:我慢できない痛みがある場合は、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの市販の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を一時的に併用することも選択肢です。
ドラッグストアで購入できるおすすめ市販軟膏
爪の周りが赤く腫れ始めた初期(膿が明瞭に溜まっていない段階)であれば、化膿を防ぐ抗生物質を含有する市販軟膏が効果を発揮します。
- テラマイシン軟膏a(第2類医薬品):グラム陰性桿菌に効くポリミキシンB硫酸塩と、グラム陽性菌・陰性菌に広く作用するオキシテトラサイクリン塩酸塩の2つの抗生物質を配合。化膿性皮膚疾患の初期に広く用いられます。
- ドルマイシン軟膏(第2類医薬品):バシトラシンと硫酸フラジオマイシンの2種類の抗生物質を配合し、ブドウ球菌をはじめとする幅広い細菌感染に対応します。
- クロマイ-P軟膏(指定第2類医薬品):抗生物質(クロラムフェニコール、フラジオマイシン)に加え、抗炎症作用を持つステロイド(プレドニゾロン)が配合されています。強い赤みと腫れを抑える効果がありますが、真菌(カンジダ)感染が疑われる慢性爪囲炎には使用できません。
軟膏を塗布した後は、清潔なガーゼや通気性の良い絆創膏で軽く保護してください。ただし、市販軟膏を2〜3日使用しても痛みが引かない、あるいは悪化する場合は直ちに使用を中止し、医師の診察を受ける必要があります。