多摩六都科学館に大人が熱狂する理由とは?世界級プラネタリウムの真相

多摩六都科学館に大人が熱狂する理由とは?世界級プラネタリウムの真相とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

多摩六都科学館の代名詞とも言えるのが、世界最大級の傾斜型ドームスクリーン「サイエンスエッグ」に設置されたプラネタリウムです。ここで稼働している光学式投映機は、日本の老舗光学機器メーカーである五藤光学研究所が開発した「CHIRON II(ケイロンII)」。この機器が投影する恒星の数は、微光星を含めて実に対象等級18等級・約1億4000万個に達します。

ネット上では「世界最大のプラネタリウム」という表現が独り歩きすることもありますが、正確なギネス世界記録の認定事実は「最も多くの星を投映できる先進的プラネタリウム投映機(Most stars projected by a planetarium projector)」としての評価です。肉眼では捉えきれない天の川の微細な星屑の集まりまで、本物の漆黒の夜空を光学レンズで忠実に再現する解像度は、現在も世界トップクラスのクオリティを維持しています。

さらに特筆すべきは、全プログラムで導入されている専門スタッフによる全編生解説です。録音されたナレーションと派手なCG映像を組み合わせた商業エンタメ型の施設とは異なり、多摩六都科学館では当日の夜に見られる東京のリアルな星空解説から、最新の天文学トピックスまでをリアルタイムで届けています。「ドーム全体が視界を包み込む傾斜設計のため、座席の背もたれに身を預けた瞬間に東京郊外の喧騒が消滅し、宇宙空間に放り出されたような錯覚を覚える」と語るリピーターが後を絶ちません。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。