袴の畳み方を徹底図解!ヒダが崩れない十文字結びと正しい保管術
袴には大きく分けて、女性の卒業式などで主流の「行灯袴(あんどんばかま)」と、男性の礼装や武道で用いられる「馬乗り袴(うまのりばかま)」の2種類が存在します。それぞれの特徴を整理した以下の比較表で、作業手順の違いを確認してください。
女袴(行灯袴)の基本たたみ方手順
卒業式で着用される女袴は、腰板がなくスカート構造になっているため、構造的には最もシンプルです。
まず、前身頃を上にして平らに広げます。両脇の余分な布(脇マチ)を内側にすっきりと折り込み、長方形の輪郭を作ります。次に前ヒダ(左右合わせて5本)の折り目を手で整え、中央に向かって綺麗に揃えます。続いて袴を裏返し、後身頃のヒダを整えます。最後に裾を腰の高さに向かって三つ折り(または二つ折り)にし、紐の処理へと進みます。
男袴(馬乗り袴)・武道袴のたたみ方手順
馬乗り袴は中央にマチ(股の仕切り)があり、背面に「腰板」がついている点が異なります。
前身頃を上にして広げたら、まず左右の足を揃えるように中央の股立ちを綺麗に重ね合わせます。両脇のあき部分を内側へ折り込み、全体の形を長方形に整えます。裏返して後身頃を整える際、腰板を上部に突き出すように真っ直ぐ配置するのがポイントです。裾から腰板の下端に向かって上向きに三つ折りにたたみます。