りりちゃんマニュアルの全貌と現在|獄中手記と判決が明かした心の闇
インターネット上の言説や掲示板では、今なお「騙される側のおじさんにも下心があった」「結局はパパ活の上級テクニックに過ぎないのではないか」といった誤解や冷笑的な意見が散見されます。しかし、法的な観点からも実態の面からも、この認識は決定的に間違っています。
通常のいわゆる「パパ活」や自由恋愛に基づく金銭の授受と、本事件を分けた決定的な境界線は、「虚偽の事実の告知(人を欺く行為)」が存在したか否かです。
渡邊受刑者とその購入者たちは、「アパレル会社の立ち上げ資金」「親の借金の肩代わり」「風俗店から抜け出すための違約金」など、1円の実態もない嘘のストーリーを意図的に創作し、返済する意思も能力もないにもかかわらず「必ず返す」と約束して金を預かっていました。これは明確に刑法246条の詐欺罪を構成します。相手に下心や恋愛感情があったとしても、それは法的に詐欺の免責理由には一切なりません。
また、彼女が考案した手口は、相手の「助けたい」という純粋な善意を逆手に取るものでした。下心を持たない真面目な支援者ほど深く傷つき、全財産を奪われる結果となった点に、このマニュアルの真の凶悪性があります。