早明浦ダムの水位と貯水率は今?取水制限と旧役場出現の真相【2026】

早明浦ダムの水位と貯水率は今?取水制限と旧役場出現の真相【2026】の詳細について、最新情報を基に徹底解説します。

早明浦ダムの歴史は、そのまま四国の「渇水との闘いの歴史」でもあります。過去の記録を振り返ると、数年周期で壊滅的な渇水に見舞われてきた事実が浮き彫りになります。

特に歴史的渇水として語り継がれているのが1994年(平成6年)の「平成大渇水」です。この年、早明浦ダムの貯水率はついに0%に到達し、湖底は干上がって地割れが生じました。高松市では最大で「1日19時間断水(5時間給水)」という過酷な給水制限が59日間にわたって続き、市民は給水車に長蛇の列を作り、飲食店は営業休止に追い込まれました。当時のテレビ特番インタビューで住民が語った「水が出ることが当たり前ではなかった。蛇口をひねる手が震えた」という証言は、水インフラの脆さを如実に物語っています。

また、2005年(平成17年)や2026年(令和4年)にも貯水率が0%近くまで激減し、発電専用の水や底に溜まった「死水」を緊急放流する非常手段が取られました。SNSやネット掲示板では「また早明浦が枯れた」「香川県民はため池があるから大丈夫なのか」といった様々な憶測が交わされますが、現場の農家からは「ため池の水も底をつき、田植えの時期を逃せば1年間の収入が吹き飛ぶ」という切実な悲鳴が上がります。上流に位置する高知県側の水源地住民の苦渋と、水を切望する下流の香川・徳島住民の間で生じる「水配分を巡る心理的軋轢」は、四国が長年抱え続ける構造的課題です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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