洗濯機の水抜き完全ガイド!引越し・凍結防止の正しい手順と注意点

洗濯機の水抜き完全ガイド!引越し・凍結防止の正しい手順と注意点の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

ネット上の簡易的なまとめ記事には、現場の実態を無視した危険な誤解が散見されます。特に注意すべき2大誤解を是正します。

誤解1:「引越し当日の朝にサッと作業すれば問題ない」という罠
多くの引越し準備チェックリストに「当日でも可」と書かれていますが、これは大きな落とし穴です。水抜き作業自体は30分で終わっても、洗濯槽内部の微細な水滴が自然乾燥するまでには数時間かかります。当日の朝に水抜きを行うと、作業直後の移動で滴り落ちた残水が搬出経路を濡らすだけでなく、引越し業者が到着した時点で作業が終わっていない場合、「作業遅延」とみなされて積み込みを後回しにされたり、別途作業手数料(3,000円〜)を請求されるリスクがあります。水抜きは必ず引越し前日の夜までに完了させ、フタを開けて一晩乾燥させておくのがプロの現場における鉄則です。

誤解2:「ホースを取り外したら、そのまま本体の中に放り込んでおけばいい」の危険
外した給水・排水ホースを洗濯槽の中に適当に放り込んで輸送すると、ホースの先端に残っていた泥水やヘドロが槽内に散乱し、新居での最初の洗濯で白い衣類を真っ黒に汚染してしまいます。取り外したホース類は、しっかりと両端から水を抜いた後、先端をビニール袋で包んで輪ゴムで密閉し、本体側面に養生テープで固定するか、別の専用袋にまとめて運搬するのが正しい管理法です。

【プロの結論】自分でやるべき人・専門業者に任せるべき人の判断基準

洗濯機の水抜きは、構造を正しく理解していれば自力で十分に対応可能ですが、無理をすると建物への漏水や高額家電の全損につながるリスクを孕んでいます。自身の状況に応じて、自力で行うかプロに外注するかをシビアに判断してください。

自力で水抜きを行うべき人:

  • 縦型洗濯機を使用しており、設置場所の周囲に作業スペースが確保できている人
  • 引越し前日の日中または夜間に、落ち着いて30分以上の作業時間を確保できる人
  • 取扱説明書を保管している、または型番からWebマニュアルを閲覧できる環境にある人

無理せずプロ(引越し業者・電気店)に任せるべき人:

  • ドラム式洗濯乾燥機を使用していて、購入時の「専用固定ボルト」を紛失してしまった人(※ボルトなしの運搬は故障確率が跳ね上がるため、メーカー取り寄せまたは業者の手配が必要)
  • かさ上げ台のない狭小スペースに設置されており、排水口やホースに手が届かない人
  • 腰痛がある、あるいは一人暮らしで大型ドラム式本体を少しも動かせない人
  • 過去に水漏れトラブルを起こした経験があり、作業に強い不安を抱えている人
吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。