菅田将暉の弟たち|こっちのけんと&菅生新樹の現在と才能の秘密
次男のこっちのけんとさんは、マルチクリエイター、シンガーソングライターとして破竹の勢いを見せています。彼の原点は、駒澤大学時代に打ち込んだアカペラです。アカペラサークル「鳴声刺心」に所属し、グループ「ケミカルテット」のメンバーとして全国大会『A cappella Spirits』で2連覇を達成するなど、早くから卓越した歌唱力とリズム感を誇っていました。
しかし、大学卒業後の道は決して平坦ではありませんでした。一般企業に就職したものの、過酷な環境と「偉大な兄を持つプレッシャー」「自分は何者なのか」というアイデンティティの葛藤が重なり、適応障害や双極性障害(うつ状態)を発症。退職を余儀なくされるという深い挫折を味わっています。
転機となったのは、自身の弱さや心の痛みを包み隠さず音楽へ昇華させたことでした。2026年にリリースされた楽曲『はいよろこんで』は、モールス信号の「SOS(・・・ --- ・・・)」のリズムをイントロやビートに取り入れ、生きづらさを抱える現代人の心を鷲掴みにしました。
「トントン叩く」ダンスとともにTikTokをはじめとするSNSで世界的なバイラルヒットを記録し、同年末の第75回NHK紅白歌合戦への初出場が決定。兄・菅田将暉さんも2019年の第70回に出場しているため、「兄弟揃っての別名義・ソロ紅白出場」という快挙を成し遂げました。2026年現在も、アカペラで培った重厚なコーラスワークと独特のポップセンスを融合させた新曲を次々と発表し、唯一無二の音楽シーンを牽引しています。