フルカラーとは何色?RgbとCmykの違いや1677万色の仕組み解説

フルカラーとは何色?RgbとCmykの違いや1677万色の仕組み解説の背景について、専門知識を詳しくお届けします。

印刷物や出版物を企画する際、表現力と予算のバランスを取る上で「色数」の選定は収支を直撃する重大な要素です。単色(モノクロ)や2色印刷、フルカラー印刷にはそれぞれ明確な役割とコスト構造が存在します。

印刷方式・色数使用インク・構成コスト相場(モノクロ比)編集部の見解・適性用途モノクロ(1色刷り)K(ブラック)単色、または指定の単色インク1種基準値(1.0倍)小説、文芸誌、社内資料、一般的な白黒漫画。最も安価で文字の視認性が高い。2色印刷(スポットカラー)墨(K)+DIC/PANTONE等の特色インク1色約1.3〜1.6倍学習参考書、雑誌の特集ページ、レトロ調同人誌。特定箇所を目立たせる高コスパ設計。フルカラー(4色プロセス)CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の4版約2.5〜3.8倍写真集、イラスト集、製品カタログ、商業ポスター。写実的な表現に必須。高演色・多色印刷(6〜7色)CMYK+RGB系インク(緑・橙・紫・蛍光インク)約4.0〜6.0倍美術展図録、高級ブランド画集。RGBの広い色域を紙上で極限まで再現する特別仕様。

例えば、同人誌印刷所における中綴じ冊子(B5・32ページ・100部)の発注データを検証すると、本文モノクロ印刷の料金が約1万5000円〜2万円程度であるのに対し、本文フルカラー印刷では約4万5000円〜6万5000円前後に跳ね上がります。印刷機の「刷版(さっぱん)」作成工数が4倍になること、インク消費量や用紙のグレード(インクの裏写りを防ぐコート紙やマット紙の採用)が上がる点が価格差の構造的要因です。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。