創価大を常勝校へ変えた榎木和貴監督の指導力!驚異の経歴と育成術の全貌
榎木監督を語る上で欠かせないのが、中央大学時代の箱根駅伝における圧倒的な戦績です。箱根駅伝の長い歴史の中でも、4年間すべてで区間賞を獲得したランナーは片手で数えるほどしか存在しません。
榎木監督は1年時(第70回大会)に8区で区間賞を獲得すると、2年時(第71回大会)も同じく8区で区間賞を獲得。3年時(第72回大会)には主要区間である4区へ配置転換されながらも区間賞を獲得し、中央大学の32年ぶりとなる箱根駅伝総合優勝の主役となりました。そして主将として臨んだ4年時(第73回大会)でも4区で区間新記録(当時)をマークして4年連続区間賞という大記録を達成しています。
しかし、本人がメディアの特番インタビュー等で幾度となく振り返っているのは、「4年連続区間賞の栄光」ではなく「主将として連覇を逃した悔しさ」でした。チームを総合連覇に導けなかったという痛恨の記憶が、「いつか指導者として再び箱根の頂点に立ち、優勝監督になりたい」という強い指導者魂の原体験となったのです。自らが最高峰の舞台で勝敗の天国と地獄を味わったからこそ、選手のメンタルに寄り添う深い洞察力が育まれました。