西武・山賊打線はなぜ解体したのか?最強スタメンの真実と現在
山賊打線が最も猛威を振るった2018年の基本オーダーは、1番から下位打線に至るまで個々の役割と爆発力が完璧に融合していました。当時の主力スタメンを振り返ると、その充実ぶりは歴代屈指です。
1番の秋山翔吾が出塁率.403と24本塁打でチャンスメイクし、2番の源田壮亮が巧みな小技と34盗塁で相手を揺さぶる。そしてクリーンアップには、打点王に輝いた3番浅村栄斗(32本塁打・127打点)、本塁打王とMVPを獲得した4番山川穂高(47本塁打・124打点)、打率.275・16本塁打で脅威の5番捕手となった森友哉が並びました。
さらに6番にはパンチ力と機動力を兼ね備えた外崎修汰(23本塁打・25盗塁)、7番には百戦錬磨の長距離砲・中村剛也(28本塁打)、8番には卓越した選球眼を持つ栗山巧が控え、下位打線まで一切の息抜きを許さない構成でした。
表の数値が示す通り、2018年西武の特異性は「リーグ最下位のチーム防御率4.24を圧倒的な得点力と長打力でカバーし切って優勝した」点にあります。投手陣の苦戦を打線の猛攻で覆すスタイルこそが、ファンの熱狂を生んだ最大の要因でした。