仕手筋の有名人と大物相場師の正体|株価操縦の手口と現代の末路
「現在の市場にも仕手筋は存在するのか」という問いに対し、兜町の現場関係者や市場アナリストの見解は一致しています。「かつてのような兜町のフィクサーは激減したが、SNSインフルエンサーや海外ヘッジファンド、投資サロン主導の『新形態の仕手戦』が猛威を振るっている」というのが偽らざる実態です。
2010年代後半から2026年代にかけて、X(旧Twitter)上で数万人のフォロワーを持つカリスマ投資家(通称・煽り屋)が特定銘柄への言及を繰り返し、短期急騰を引き起こす事例が多発しました。個人投資家がこぞって同じ銘柄に群がる「イナゴ投資」の現象です。オンラインコミュニティや投資掲示板では、次のようなリアルな生の声が日々投稿されています。
「朝イチの気配でストップ高に張り付いていたから飛び乗ったら、大口が引け前に一気に全弾利確して特売りになった。マイナス35%の損切りが間に合わず、一晩でボーナスが消し飛んだ」
「インフルエンサーが『目標株価は今の5倍』と煽っていたのを信じて持ち続けたが、本人はとっくに売り抜けており、残されたのは出来高が消滅したボロ株だけだった」
現在、証券取引等監視委員会(SESC)は2026年から2026年にかけてSNS解析システムやアルゴリズム監視を飛躍的に進化させています。金融商品取引法第159条(相場操縦の禁止)や第158条(風説の流布の禁止)の適用基準は厳格化されており、意図的な買い煽りによって不当な利益を得たインフルエンサーに対する家宅捜索や課徴金勧告が相次いでいます。物理的な組織からデジタルなネットワークへと姿を変えたものの、当局の監視網との熾烈な攻防は今も続いています。