増税メガネの真相と由来|岸田政権を揺るがした不名誉なあだ名の全貌
「増税メガネ」のレッテルを払拭すべく、岸田政権が2026年10月に突如打ち出した切り札が「1人あたり4万円(所得税3万円・住民税1万円)の定額減税」でした。「過去の税収増を国民に直接還元する」という大義名分のもと、物価高対策としての経済効果を狙った大勝負でした。
しかし、この起死回生の一手は世論から完全に裏目と判断されました。その最大の理由は、発表から実施(2026年6月)までに半年以上のタイムラグがあったこと、そして給与明細に「所得税減税〇〇円」と明記させるという異例の行政指導を行った点です。企業の給与計算担当者や税理士からは現場の大混乱を招いたとして悲鳴が上がり、国民からは「恩着せがましい」「次の選挙で勝つための露骨な人気取り」「どうせ後で増税するための帳尻合わせだ」という冷ややかな視線が注がれました。
SNS上では、「増税のイメージを打ち消すために形だけの減税をアピールしている」と捉えられ、呼称は「増税メガネ」からさらに辛辣な「減税ウソメガネ」や「ばらまきメガネ」へと派生・先鋭化。支持率回復を狙った減税策が、かえって政権への不信感を決定的なものにするという皮肉な結果を招きました。報道各社の世論調査において、内閣支持率は危険水域とされる20%台前半から10%台へと急落し、政権末期の閉塞感を象徴する事態となったのです。