ドッジボールの投げ方完全攻略!球速が上がらない理由と劇的改善フォーム
強いボールを投げるための第一歩は、助走や腕の振りではなく「指先のグリップ」にあります。どれほど優れた下半身のバネを持っていても、発射台である指先がボールに負けて滑ってしまえば、エネルギーは逃散します。ここで理解しておかなければならないのが、ボール自体の規格です。
日本ドッジボール協会公式ルール規格では、使用球のサイズと内圧が明確に定められています。小学生の公式試合で採用されるのは「3号球(周囲65〜67cm、重量320〜340g)」であり、中学生以上や一般カテゴリーではさらに一回り大きい球が使われます。手のひらがまだ発育途上にある小学生や手の小さい女性にとって、3号球を片手でコントロールするのは物理的な難度を伴います。
手の平全体をべったりとボールにくっつけてしまうと、手首のスナップが完全にロックされ、ボールが手から離れる瞬間の押し出しが効きません。実戦で役立つドッジボールの握り方のコツは、鳥の爪のように指先を立ててボールの革を引っ掛ける「鷲掴み(クローグリップ)」です。人差し指から小指までの間隔を均等に広く取り、親指の付け根ではなく指先の内側をボールの側面下部に強く食い込ませます。手のひらの中心にわずかな隙間(空気の層)を残すことで、指先の感覚が研ぎ澄まされ、リリースの瞬間に強烈なスピンをかける準備が整います。