松島聡パニック障害の真相と現在|セクゾ休養からTimeleszへ
時計の針を2018年11月28日に巻き戻します。所属事務所(当時・ジャニーズ事務所)から報道各社に送られたファクスは、日本中に瞬く間に駆け巡りました。公式発表資料に記されていた病名は「突発性パニック障害」。書面には、松島聡本人の「病名も分からないまま身体の不調に悩まされていた」という切実な直筆コメントが添えられていました。
発表によると、休養に入るおよそ1カ月前から体調不良が顕著になり、激しい動悸や呼吸困難、突発的な眩暈(めまい)に襲われる頻度が増加。医師の診察を受けた結果、過度のプレッシャーと心身の疲労が引き金となり、パニック障害を発症していると診断されました。本人の強い責任感から仕事を継続したいという意志はあったものの、医師から「このまま活動を続ければ取り返しのつかない事態に陥る」とドクターストップがかかり、即座の療養が必要と判断されたのです。
なぜ、常に笑顔でグループのムードメーカーだった彼が発症に至ったのか。関係者の証言や当時の状況を紐解くと、13歳という若さでのスピードデビュー以来、張り詰め続けていた緊張の糸が臨界点を超えた構造が見えてきます。当時、Sexy Zoneは冠番組やドーム公演を視野に入れた過密期にあり、松島自身もパフォーマンススキルの向上やバラエティでの役割に誰よりも真摯に向き合っていました。自著や特番インタビューでも振り返られた「何事にも120%で応えなければ居場所がなくなるという強迫観念」が、無意識のうちに脳内の神経伝達物質のバランスを狂わせていったといえます。