相撲の懸賞金は一本いくら?手取り額の内訳と驚きの税金仕組み

相撲の懸賞金は一本いくら?手取り額の内訳と驚きの税金仕組みについての真相をお届けします。

大相撲の歴史において、懸賞金を語る上で外すことができないのが平成の大横綱・白鵬(現・宮城野親方)の存在です。彼が全盛期に打ち立てた懸賞金獲得記録は、現代の土俵でも不滅の金字塔として語り継がれています。

白鵬が樹立した空前絶後の最多記録

白鵬が生涯で獲得した懸賞金の総数は9,000本以上に達し、生涯獲得額面は推計で5億円を優に超えます。特に圧倒的な強さを誇った2015年初場所では、1場所を通じて指定された懸賞本数が史上最多の2,073本を記録。千秋楽の白鵬対鶴竜の結びの一番では、1番の取組に対して60本を超える懸賞旗が土俵を何周も回り、館内が異様な熱気に包まれました。

1つの取組にかけられる懸賞幕の上限は安全面や進行上の都合から通常「50〜60本程度」が物理的なリミットとされていますが、大一番では旗が土俵を二重三重に取り囲む前代未聞の光景が展開されました。

近年の土俵を彩る新世代力士たちの獲得状況

横綱・照ノ富士が重厚な相撲で結びの土俵を締め、大関陣(琴櫻、豊昇龍ら)や新進気鋭の若手力士(尊富士、大の里など)が台頭する現在の角界でも、懸賞金の争奪戦は激しさを増しています。新入幕で歴史的優勝を果たした力士の取組には、中盤戦以降スポンサー企業からの追加懸賞が殺到し、呼出が旗を掲げて土俵を回る時間が長くなる現象が起きました。

実力と知名度を兼ね備えた人気力士の一番には、1日あたり20〜30本以上の懸賞が日常的に指定され、1場所15日間で数百本(数千万円単位)のマネーが動く経済装置として機能し続けています。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。