なぜ集合体恐怖症は「うざい」のか?過剰なアピールと視覚ストレス
SNS空間、特にX(旧Twitter)などでは日常的に画像や動画が爆発的なスピードで拡散される。そのなかで、「集合体恐怖症だからこれ見られない!閲覧注意にして!」「無理すぎて叫んだ」といった大袈裟なリアクションを目にする機会が格段に増えた。日常の至る所に存在する自然な模様やデザインにまで過剰な警告や悲鳴を添えてシェアする姿勢に対し、第三者が「かまってちゃん」「ファッション恐怖症」と冷めた視線を送るようになるのは自然な心理的帰結と言える。
心理学的に見れば、人が他者の過剰な自己アピールに嫌悪感を抱く背景には「共感疲れ」と「注意引付け(アテンション・シーキング)への反発」が存在する。本当の切実な症状ではなく、単なる「個性のアピールツール」として利用されているように映るとき、受け手は強いストレスを覚え、言葉そのものや投稿者に対して不快感を抱くのだ。