トライトン バイク: 伝説のカフェレーサーが語る自由と反逆の真実
1959年、トライアンフは伝説的なT120ボンネビルを発表した。名前の由来は、米国ユタ州のボンネビル・ソルトフラッツ。この塩の平原で、トライアンフは速度記録を次々と更新していた。
650ccのバーティカルツインエンジンは、当時としては驚異的な46馬力を発生した。ツインキャブレター仕様により、中低速域から高回転域まで滑らかなパワーバンドを実現していた。信頼性も高かった。ストリートでもレースでも酷使に耐えた。
しかし問題もあった。トライアンフの標準フレームは、このエンジンのポテンシャルを十分に引き出せなかった。高速域でのハンドリングに不安があり、激しいコーナリングでは剛性不足が露呈した。ここにトライトンという解決策が必然的に生まれる土壌があった。