なぜ南インド料理が大流行?北との違いとミールスの食べ方を徹底解剖
南インド料理店を訪れた際、誰もが注文する看板メニューが「ミールス(Meals)」です。真鍮やステンレスの大きな丸皿(ターリー)やバナナの葉の上に、ライスを中心に数種類のカレー、スープ、副菜、揚げパン(プーリやアッパラム)が並ぶ南インドの伝統的な定食スタイルを指します。
初見では食べ方に迷いがちですが、基本の作法を押さえるだけで格段に美味しく味わえます。
ステップ1:小鉢(カトリ)をすべて外に出す
料理が運ばれてきたら、大皿の上にある小鉢(カトリ)をすべて皿の外側のテーブルへ下ろします。中央のライスを広げるスペースを確保するためです。
ステップ2:豆せんべい(アッパラム/パパド)を砕く
添えられている薄焼き豆せんべいを手で細かく砕き、ライスの上に振りかけます。これが食感のアクセントになります。
ステップ3:1種類ずつ味見したのち、自在に混ぜ合わせる
最初は各スープやおかずをスプーンで単体で味わい、その後ライスに少量ずつかけて混ぜていきます。南インド料理の真骨頂は「調合」です。酸味のあるラッサム、豆の甘みがあるサンバール、野菜のスパイス炒め(ポリヤル)、ヨーグルト(パチャディ)などを少しずつライスの上で混ぜ合わせることで、口の中で無限の味のグラデーションが生まれます。
現地では右手を使って指先でリズミカルに混ぜて口へ運びますが、日本の飲食店ではスプーンを使用して全く問題ありません。最後はすべての具材とヨーグルトをライスに混ぜ込み、さっぱりと完食するのが本場流の締めくくりです。