猫のマイクロチップ義務化で何が変わる?費用相場や体への影響を徹底解剖
愛猫家が最も懸念するポイントの一つが、「装着時に猫が激しく痛がるのではないか」という不安です。マイクロチップは直径約1.4〜2ミリ、長さ約8〜12ミリの円筒形をしており、一般的なワクチン注射針より一回り太い専用のインジェクター(注入器)を用いて首の後ろ(肩甲骨の間)の皮下に注入します。
実際の施術において、多くの猫は通常の皮下注射と同様に一瞬チクッとする程度で、麻酔なしでも数十秒で処置が完了します。痛みに極端に敏感な猫や不安が強い場合は、不妊・去勢手術の全身麻酔時に合わせて装着する選択肢が一般的です。
ネット上で散見される「マイクロチップの副作用で癌になる」「電磁波で体調を崩す」といった噂については、世界小動物獣医師会(WSAVA)などの国際的な調査機関によって明確な見解が示されています。生体適合ガラスや特殊ポリマーで完全密閉されたチップは生体反応を起こしにくく、副作用や発がん性といった重大な危険性の発生率は極めて稀(数万頭〜数十万頭に1件未満)であることが確認されています。
ただし、知っておくべき猫のマイクロチップのデメリットも存在します。チップ自体にGPS機能は内蔵されていないため、スマホの地図アプリのように愛猫の現在地をリアルタイムで追跡することはできません。また、リーダー(読み取り機)を持たない一般人が保護した場合、その場で飼い主を特定できないという構造上の制約があります。