枯らさず丸く美しく育てる!プロが明かすまりも飼育の全ノウハウ
過酷な自然環境のなかで美しい球体を維持する仕組みを解明するため、現地では先端的な研究が続けられています。阿寒湖畔エコミュージアムセンターでは、風波による回転運動や湖底への光の届き方など、まりもが生態系の中でどのように丸さを保っているのかを展示・解説しています。
環境省の主導のもとで地域と研究者が一体となって進める阿寒湖マリモ保全推進事業では、地球温暖化や水質変化が藻類に与える影響のモニタリングが行われています。こうした藻類学・水生植物育成の知見は、個人のアクアリウム管理にも直結しています。過度な栄養塩(肥料分)はまりも自体を育てるよりも有害な雑菌や別種の藻を増殖させてしまうため、家庭での飼育では「肥料を与えず、貧栄養で冷涼な清流水を維持する」という、自然の湖底に近い環境作りが推奨されています。