「提供」とは何か?供給との違いやビジネス敬語・テレビの仕組みを徹底解剖
ビジネス文書やメール、商談において「提供」を使う際は、適切な敬語表現を用いないと相手に尊大な印象を与えてしまうリスクがあります。自分側から差し出すのか、相手から受け取るのかによって表現を厳密に使い分ける必要があります。
自社から相手へ何かを差し出す場合は、謙譲語の「ご提供いたします」「ご提供申し上げます」を用います。また、相手から資料や知見をもらう場合は、尊敬語の「ご提供いただく」「ご提供くださる」を使います。
実務でそのまま使える文面パターンを確認しておきましょう。
【自社から情報・サービスを渡す場合】
「ご要望のありました新機能に関する仕様書を添付ファイルにてご提供いたします。ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。」
【取引先に協力を依頼する場合】
「本プロジェクトの推進にあたり、貴社が保有されている市場データをご提供いただけますと幸甚に存じます。」
注意点として、「ご提供させていただきます」というフレーズは相手の許可を得て行う文脈であれば文法的に誤りではありませんが、多用すると慇懃無礼に聞こえる場合があります。「ご提供いたします」と言い切る方が、簡潔でスマートなビジネス文章になります。