太宰治は本当にイケメンだったのか?写真と女性遍歴から暴くモテの正体
太宰治のビジュアルを語るうえで欠かせないのが、東京・銀座の老舗バー「ルパン」で写真家・林忠彦によって撮影されたあまりにも有名なポートレートです。カウンターのスツールに片足を上げ、煙草を指に挟んで物憂げにカメラを見つめる姿は、昭和の文士とは思えないほどのモダンなオーラを放っています。
太宰治の若い頃に目を向けると、青森県金木町の大地主「津島家」の御曹司として育った弘前高等学校・東京帝国大学時代から、色白でスッとした鼻筋を持つ美少年として知られていました。自己演出にも非常に長けており、ポーズの取り方やカメラへの視線の配り方一つひとつに、自身の魅力を最大限に見せる計算が働いていた形跡がうかがえます。
さらに特筆すべきは太宰治の身長です。当時の成人男性の平均身長が160cm前後だった時代に、太宰の身長は約175cm(諸説ありますが171〜175cm)ありました。和服を着流しても洋装にトレンチコートを羽織っても抜群に見栄えがする長身痩躯のプロポーションは、当時の街並みにおいて圧倒的な存在感を放っていたはずです。