2時間半で日常を脱出する。2026年、なぜ日本の旅人は「チェジュ島」の静けさに惹きつけられるのか
かつて乗り継ぎの手間があったルートは、LCCおよびフルサービスキャリアの増便によって劇的に身近になった。金曜の午後便に乗れば、夕方には島の西海岸・涯月(エウォル)の断崖で夕日を眺めながら乾杯できる。この時間的アドバンテージこそが最大の魅力だ。
時差はゼロ。フライト時間は国内の地方都市へ飛ぶのと変わらない。羽田や関空からひとっ飛びで、異国の情緒と南国特有のゆるやかな空気が身体を包み込む。有給休暇を何日も消化することなく、日常を完全にリセットできる距離感が、多忙な日本のワーカーたちの心を掴んで離さない。