ベンアンドジェリーズはどこで買える?2026年最新の入手ルートと撤退の真相
1978年にアメリカ・バーモント州でベン・コーエン氏とジェリー・グリーンフィールド氏が創業したベン&ジェリーズは、高品質な原材料と環境・社会正義へのコミットメントで世界的な支持を集めてきました。日本には1990年代後半に一度進出した後、ユニリーバジャパンアイス事業の一環として2012年4月に表参道ヒルズへ堂々の再上陸を果たしました。
オープン当時は最大数時間待ちの行列を記録し、その後も吉祥寺や豊洲などへ直営店を拡大、関東圏のローソンや高級スーパーへミニカップを供給するなど順調に見えました。しかし、なぜベンアンドジェリーズ日本撤退理由へと至ったのでしょうか。
業界関係者の分析および当時の市場データを紐解くと、主に3つの構造的要因が浮かび上がります。
- ハーゲンダッツが築いた絶対的牙城:日本のプレミアムアイス市場において、ハーゲンダッツのブランドロイヤルティと流通網は圧倒的でした。ベン&ジェリーズの持つ「濃厚でゴロゴロとした具材感」というアメリカンな魅力は一部の熱狂的ファンを掴んだものの、日本市場でマス層の日常的な購買行動を変えるまでには至りませんでした。
- コールドチェーンと原材料のコスト高:フェアトレード認定素材や放牧乳牛のミルクなど、素材に妥協しないブランドポリシーが仇となり、輸送および製造原価が高騰。日本独自の厳しいチルド・フローズン物流基準の中で利益率を維持することが難航しました。
- ユニリーバ本社のグローバル事業ポートフォリオ見直し:世界的な経営資源の選択と集中が進む中、投資対効果の観点から2026年3月末をもって日本国内での直営店舗の営業および小売店向け流通をすべて終了する経営判断が下されました。