今上天皇徳仁陛下の歩みと現在|経歴や水問題研究、ご家族の絆を解説
天皇陛下の幼少期からの学びの軌跡を振り返ると、歴代の皇族の中でも際立った学術的探求心が浮き彫りになります。学習院初等科から高等科を経て学習院大学文学部史学科へ進学され、日本中世の交通史や流通史を専攻されました。
大学院在学中の1983年から1985年にかけては、英国のオックスフォード大学マートン・カレッジへ留学。18世紀のテムズ川の水上交通史について研究を重ねられました。当時の皇族としては極めて画期的な単身留学であり、寮生活の中で自ら洗濯や買い物をこなし、世界各国からの留学生と対等に議論を交わされた経験は、陛下の国際的な視野を決定づける礎となりました。
この留学生活の記録は、著書『テムズとともに――英国の二年間』に生き生きと綴られています。飾らない率直な筆致とユーモア、異文化への深い敬意が伝わる名著として、国内外の読者から長年愛読されています。