エクセルCtrl+Eの威力とは?爆速データ分割と使えない時の原因解剖
ネット上の情報では「Ctrl+Eさえ覚えれば関数は一切不要」といった極端な言説も見受けられます。しかし、実務でフラッシュフィルを扱う上では重大な仕様上の落とし穴が存在します。
最大のリスクは、フラッシュフィルによって生成されたセルは「静的な値(値貼り付けと同じ状態)」であるという点です。関数(数式)のように元データの変更に自動連動しません。例えば、後から元データの氏名が変更されても、Ctrl+Eで分割した姓や名は自動で更新されないのです。
したがって、「月次で中身が更新される管理シート」や「他システムと連動する基盤帳票」にフラッシュフィルを安易に使うと、更新漏れによるデータ不整合を引き起こす危険性があります。「一度限りのデータクレンジング作業」なのか「恒常的に運用する計算シート」なのかを見極め、後者であれば迷わず関数やPower Queryを採用すべきです。