制裁下で激変するロシア自動車市場!中国勢台頭と国内生産のリアル裏事情
ロシア国内最大の自動車メーカーであるアフトヴァズもまた、厳しい現実に晒されている。同社の最高経営責任者(CEO)を務めるマキシム・ソコロフ氏は、西側サプライヤーからの電子制御ユニットやABS(アンチロック・ブレーキ・システム)、エアバッグなどの供給途絶に対し、代替調達と仕様変更による生産継続を推し進めてきた。
同社の看板車種であるラーダ・ヴェスタは、一部の安全装備を削ぎ落とした「簡素化モデル」として生産が再開された。ソコロフCEOは国内供給網の維持と部品の自国調達化を最優先課題としてアピールするが、半導体や重要保安部品の海外依存を完全に断ち切ることはできていない。サプライチェーンの寸断は、工場ラインの断続的な停止や納期の遅延として現場に重くのしかかっている。