唐揚げと竜田揚げの違いとは?衣の粉や歴史の真相をプロが解説
両者の最大の差は「下味の付け方」と「使用する衣の粉」にある。唐揚げは食材に小麦粉や片栗粉を軽く塗して揚げる調理法の総称で、肉自体に下味をつけない場合も含まれる汎用性の高さが特徴だ。
一方、竜田揚げの定義は極めて具体的だ。肉や魚を醤油やみりんの調味液にしっかり漬け込み、仕上げに片栗粉のみを叩いて揚げる。一般社団法人日本唐揚協会の解説でも、竜田揚げは唐揚げという広大なカテゴリーの中に属する一ジャンルとして扱われている。
また、農林水産省が整理する一般的な食品分類の視点でも、下味の染み込ませ方と片栗粉が生み出す白い斑点状の衣が区別の指標とされる。片栗粉が油の中で独特の水分蒸発を起こすことで、あのクリスピーな食感が完成するのだ。