伝説の和製ハーレー「陸王」消滅の真相と2026年現在の中古価値
生産終了から半世紀以上が経過した2026年現在、陸王バイクの流通台数は極めて限られており、市場価値は高止まりを続けています。一般的なバイク中古車情報誌やWebサイトに常時掲載されることは滅多になく、専門のヴィンテージバイクショップや旧車オークション、コレクター間の相対取引が主となっています。
市場データおよび取引事例を総合すると、陸王バイクの中古相場はおおむね以下の水準で推移しています。
- 実動・フルレストア車(RQ750等):450万〜650万円前後(書類完備、ナンバー取得済み)
- ベース車・レストアベース(要整備):250万〜380万円前後(欠品が少なくエンジン始動可能な個体)
- 不動・部品取り車(ノンオリジナル多数):150万〜220万円前後
- 陸王サイドカー仕様(当時の軍用・警備用オリジナル):700万円超(歴史的価値が付加された個体)
陸王の査定において決定的な要素となるのは、「純正部品の残存率」です。陸王のパーツは本家ハーレーの1930年代ヴィンテージパーツと一部互換性があるものの、日本独自規格の電装系や外装パーツ、専用キャブレターなどは入手が極めて困難です。オリジナル度の高い個体は、国内外のコレクターから「美術品・産業文化財」と同等の評価を受けています。