参勤交代は藩の破滅?大名旅行の驚愕費用と現代換算で見る真実
こうした大名家の悲喜こもごもは、現代の映像作品でも絶好のテーマとして愛され続けている。映画『超高速!参勤交代』では、金も時間もない貧乏藩が知恵とハッタリで危機を乗り切る様がコミカルに描かれ、観客の爆笑と共感を誘った。
また、映画『武士の家計簿』では、藩の財政破綻を防ぐためにそろばんを弾き続ける下級武士の奮闘が描かれ、参勤交代の裏に潜むシビアな金策の苦労を現代に伝えている。どちらの作品も、従来の煌びやかな時代劇のステレオタイプを打ち破る快作だ。
華やかな表舞台の影で、大名たちは江戸の金貸しに頭を下げ、家財を質に入れながら旅費を工面していた。スクリーンに映し出される破天荒な知恵比べは、あながちフィクションとは言い切れない歴史の真実に基づいている。