【2026年最新】静寂と熱気が交差する「うさぎの神社」:京都・岡崎神社が引き寄せる人々と1200年の祈り
境内のあらゆる場所に佇むウサギたち。その愛くるしいフォルムが、国内外のSNSを通じて世界中に拡散された影響は今なお衰えていない。特に陶器で作られた「うさぎおみくじ」の容器が境内の手水舎や石段にずらりと奉納されている光景は、一目見たら忘れられないインパクトを放つ。
だが、単なる「可愛い写真が撮れる場所」としてバズったわけではない。ウサギがこの神社の象徴となった理由は、平安京造営の時代まで遡る。延暦13年(794年)、桓武天皇が平安京を造営した際、都の四方に建てられた大将軍神社の一つとして創建されたのが始まりだ。当時、この地一帯は野うさぎの多産地域であり、さらに東(卯の方角)に位置することから、ウサギが神の使いとして祀られるようになった。