昭和ポップカルチャーの衝撃作:児島美ゆきが刻んだ美学と時代を越えて愛される理由
後年に発表された写真集やグラビアワークにおいて、彼女が見せた表情には一切の迷いがなかった。名だたる撮影者たちと対峙し、光と影のなかで自らの肉体をアートへと昇華させていったプロセスは、まさに真剣勝負そのものだったと言える。
単に露出度の高さを競うような当時の興行的な手法とは一線を画し、彼女の作品には品格とグラマラスな力強さが同居していた。レンズの向こう側を見つめる挑戦的な瞳は、男性視点の消費対象にとどまらない、自己表現としてのエロティシズムを体現していたのだ。