土俵を彩る懸賞旗の値段と仕組み!企業が群がる意外な広告効果
懸賞の出稿を申し込んだ企業が最初に準備するのが、いわゆる「懸賞幕」だ。縦120センチ、横70センチの規格で作られるこの幕の製作費用は、企業側の自己負担で1枚あたり約5万円から10万円程度。各企業が自社のブランドロゴや新商品のパッケージを趣向を凝らしてデザインする。
取組直前、土俵下に待機していた呼出(よびだし)たちが、この幕を両手でピンと張り掲げながら、土俵の周囲を静々と、かつテンポよく一周する。わずか数十秒の所作。しかし、そこには伝統の所作と完璧なタイミングが要求される。呼出の響き渡る声、太鼓の余韻、そして懸賞幕の鮮やかさ。これらが一体となって、観客に「これより始まるのは特別な一番だ」という期待感を強烈に植え付ける。