鬼滅の刃無限城編で激突する冨岡義勇と不死川実弥の知られざる絆
二人の関係性の転換点として語り草になっているのが、柱稽古での一幕だ。木刀を交える本気の打ち合いの最中、義勇が懐に忍ばせていた「おはぎ」で実弥と打ち解けようとしたエピソードは、緊張感漂う戦いの中で異彩を放つ。
実弥にしてみれば煽り以外の何物でもなかったが、義勇にとっては心からの不器用な歩み寄りだった。この絶妙な噛み合わなさこそが、彼らの人間味を際立たせる。無限城へ足を踏み入れた後、地獄のような惨状の中で二人が再会した時、もはや下らない対立の余地はなかった。死線を潜り抜けてきた男たちだけが共有する、無言の信頼がそこには漂っていた。