奇跡の音響に包まれる至福!東京オペラシティホール完全ガイド
コンサートホールの音響を語る上で欠かせないのが、世界中で最高峰と評される「直方体」をベースにしたシューボックス型音響構造である。側面や天井からの一次反射音がバランスよく観客の耳に届き、どこに座っていても包み込まれるような立体音響が形成される。
当ホールでは、この伝統的な靴箱スタイルを大胆にアレンジし、ピラミッド型の変形天井を採用している。この緻密な構造が、クラシック音楽の繊細なアンサンブルや、緻密に緻密を重ねたオーケストラ交響曲のサウンドを余すところなく響かせる。音が壁を伝い、天井で跳ね返り、重なり合いながら客席へと降り注ぐ感覚は、まさに建築と音響工学の至宝と言える。