ラナンキュラスの花言葉に怖い意味はある?色別・本数の真相と贈り方
ラナンキュラスという名前の語源は、ラテン語で「カエル」を意味する「rana(ラーナ)」に由来します。これは原種が湿地帯や水辺近くの日当たりの良い場所を好んで自生していたこと、そして葉の切れ込みがカエルの足に似ていることから、古代ローマの名高い学者プリニウスによって名付けられました。優美な花のイメージとは対照的なネーミングですが、植物の生態を正確に表した学名です。
一方、この花にまつわるギリシャ神話の物語は切ない美しさを秘めています。神話によると、ラナンキュラスという名の心優しい青年が、親友である青年コリンヌとともに山野を旅していました。ある日、森のニンフ(妖精)たちと出会い、コリンヌはニンフと恋に落ちます。ラナンキュラスもまたそのニンフに密かな恋心を抱きますが、親友の幸せを壊さないよう自らの想いを胸の奥深くに封じ込めました。
叶わぬ恋の苦しみに耐えながら、ニンフたちを喜ばせるために歌い続けたラナンキュラスは、やがて衰弱して息絶えてしまいます。愛の神アフロディーテ(ヴィーナス)はその純粋で自己犠牲的な心を哀れみ、彼が息を引き取った場所に美しい黄金色の花を咲かせました。これがラナンキュラスの始まりとされています。この悲恋の物語こそが、「飾らない美しさ」や「秘密の愛」といった花言葉の源流となっています。