韓国語「いただきます」の使い分け完全ガイド!敬語から食事マナーまで

韓国語「いただきます」の使い分け完全ガイド!敬語から食事マナーまでにまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

ネット上のQ&AサイトやSNSで散見される誤解に、「韓国では一人でご飯を食べる時もいただきますを言うのか?」という疑問があります。

日本では一人暮らしの部屋で食事をする際も、手を合わせて心の中で、あるいは小さく声に出して「いただきます」と呟く習慣が広く根付いています。これは前述の通り、対象が神仏や自然、食材そのものだからです。しかし韓国では、挨拶はあくまで「他者とのコミュニケーション」であるため、一人で食べる時に「チャルモッケッスムニダ」と独り言を言う人は極めて稀です。もし言うとすれば、SNSのライブ配信やモッパン(食事配信)で画面の向こうにいる視聴者(他者)に向けたパフォーマンスである場合に限られます。

また、食事代の支払いマナーと挨拶の関係性も近年大きく変化しています。韓国には古くから「年長者が全額奢る」「交互に全額払い合う」という文化が根強く存在し、奢られた側が最大の敬意を込めて「チャルモッケッスムニダ」「チャルモゴッスムニダ」と感謝を示すのが鉄則でした。

しかし、2026年代以降、若年層を中心に「トッチュペイ(Dutch Pay=割り勘)」が急速に一般化しました。スマートフォン送金アプリ(TossやKakaoPayなど)の普及により、1ウォン単位で即座に割り勘する文化が定着しています。完全な割り勘の食事であっても、一緒に食事を楽しんだ仲間同士で「오늘 잘 먹었어!(今日は美味しかったね/ごちそうさま!)」と挨拶を交わすスタイルが定着しており、言葉の役割が「経済的恩義への感謝」から「共有した楽しい時間への感謝」へと緩やかにシフトしています。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。