話題沸騰中の 『もののけ姫』生きろ、そなたは美しいの真意|宮崎駿と糸井重里の激闘について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
糸井重里氏が手掛けたスタジオジブリの歴代コピーは、常にその時代の日本社会が抱える無意識の葛藤を鋭利に切り取ってきました。『もののけ姫』以前と以後で、ジブリのメッセージ性がどのように深化したのかを客観的な指標で比較します。
公開年・作品名代表キャッチコピー興行収入/配給収入データ社会的文脈と編集部の分析1988年
となりのトトロこのへんな生きものは、まだ日本にいるのです。たぶん。配給収入:約5.9億円
(公開当時の興行実績)高度経済成長で失われつつあった原風景への郷愁とノスタルジーを喚起。1989年
魔女の宅急便おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。配給収入:約21.5億円
(ジブリ初の商業的大成功)都市部で一人立ちする若年女性のリアルな等身大の心理に寄り添い大ヒット。1997年
もののけ姫生きろ、そなたは美しい。興行収入:約201.8億円
(当時の日本歴代最高記録)バブル崩壊後の閉塞感に対し、慰めではなく「生への意志」を直言して社会現象化。2001年
千と千尋の神隠しトンネルのむこうは、不思議の町でした。興行収入:約316.8億円
(リバイバル含む累計)日常から非日常への越境を描き、子どもたち自身の生命力の回復を提示。