歯痛平癒で話題の大阪梅田「歯神社」参拝ガイド!撫で石の真実

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この神社は独立した単独の神社ではなく、梅田の地を守護する綱敷天神社の末社にあたる。その起源は深く、平安時代初期にまで遡る。当時、吉野へ行幸途中の嵯峨天皇がこの地に立ち寄られた際、庭に咲く牡丹の見事さに感銘を受け、この地を「牡丹園」と名付けた伝承が残されている。

しかし、なぜ「歯」の神社なのか。そこには歴史の奇妙な偶然が関わっている。かつて淀川の決壊による大洪水が梅田周辺を襲った際、この境内にあった神木が激流を「歯止め」したという。水害をくい止めたその強い霊験から、いつしか「歯止め神社」と呼ばれるようになり、言葉の音転から「歯の痛みを止める神社」へと信仰の形が変化していった。関西屈指の歴史を誇る寺社仏閣のなかでも、これほどユニークな由緒を持つ場所は他に類を見ない。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。