白内障手術後に視界が再悪化?後発白内障の原因とレーザー治療の実態
後発白内障の自覚症状は、手術前の初期白内障の症状と酷似しています。混濁が中央部に広がると、以下のような見え方の変化が徐々に現れ始めます。
- 全体的な視界のかすみ・ぼやけ:薄いカーテンや霧がかかったように見える。
- 異常な眩しさ(羞明感):対向車のライトや日光が乱反射してギラギラと眩しく感じる。
- 視力の低下:眼鏡の度数を合わせても遠くや手元の文字がくっきり見えない。
- コントラスト感度の低下:薄暗い場所での物の輪郭や色の鮮やかさが判別しにくくなる。
「このまま放置すると失明してしまうのではないか」と恐怖を覚える患者も少なくありません。結論から言えば、後発白内障そのものが原因で完全に光を失う失明に至ることは医学的にまずありません。濁りが極限まで進むと著しい視力低下を招きますが、後述のレーザー治療で濁りを除去すれば、視力は再び元の良好な状態へと回復します。
ただし、視界のかすみを「単なる後発白内障だろう」と自己判断して放置するのは禁物です。緑内障の進行、加齢黄斑変性、網膜剥離といった失明リスクを伴う重篤な眼疾患が背後に隠れている場合、発見が遅れる危険性があります。見え方に異変を感じた段階で、速やかに眼科医の確定診断を受けることが肝要です。